The mirror in my mind

自分の心を映し出す鏡

ロールプレイング

自分の人生は、自分が主人公だ。好きなようにやればいい。

 

 悲しさや孤独で包まれている人は、自分を悲劇の主人公として人生をロールプレイしているように思える。

 どのような物事も悲観的に捉え、自分を悲しみの渦中に置く。周りから見たら純粋な楽しみを感じられない不幸な人に見えるかもしれない。でも悲劇のヒロインにとっては、それが唯一の精神安定剤であり、ある意味楽しんでいるのかもしれない。

 

 でも、バッドエンドで終わる君の物語に俺らを巻き込まないでほしい。俺らは、君を救う白馬の王子様でもないし、地獄へ誘い込む悪魔の使い手でもないんだ。ただの「知人A」や「知人B」であって、君の物語の重要人物じゃない。

 

 俺はいつも目を見て、どんな人だか想像するけど、君の瞳は黒い灰皿のようだ。タバコの汚れは、洗えば綺麗になるけど、灰皿であることは変わりはない。そういう運命。